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     古代の人は、どうやって自分の姿を見ていたのでしょうか?  
一番に考えられるのは、水に映る自分自身ですね。  
其の後、盾などが作られる時代には、もう石や金属を磨いて自分自身を見ることが出来ていたようです。  
    金属鏡のなかで最も古い物は、エジプト時代です。  
      銅を主体にしたもので、銅鏡とよばれて、現代の手鏡風です。  
      日本に伝わったのは紀元前で、中国から持ち込まれたと言われています。  
    日本が独自に作り始めたのが、奈良時代です。  
      中国に負けず劣らずの技術がありました。  
      ガラスから作られるようになったのは、イタリアベニスのガラス職人が作り初めた物です。  
      鉛箔や水銀などを使いかなり手間のかかるものでした。  
    1835年、ドイツ人により現在のガラス手法の手がかりとなるものをあみだしました。  
      以来、技法は進歩し続けています。  
      今では大量生産され、耐久性のあるものがつくられておりますが、ガラスの表面の銀メッキは、19世紀以来なんら変わっておりません。   |