動物の知能をはかるものとして利用されているものが、鏡です。
動物が自分自身を見て、自分であると認識できれば、かなりの知能が高いと思われます。
知能が高いと言われているチンパンジーは、それを見ながら毛繕をします。
我が家のワンちゃんもあれ鏡を、認識していると思います。
私が抱いてうつしていると、映っている私と本物の私の顔を交互に見ていますから、たぶん認識していると思います。
古来は、神秘的なものとしてとらえていました。
化粧道具としての位置づけより、祭事用に多く用いられていました。
単に光線を反射する平面の物ではなく、世界を二分するものと信じられていました。
この観念は、世界各国で見られます。
近代では、ミラーと名付けられた新聞まで登場しました。
鑑とも書くので、このようなときは人間の模範、という意味で用いられます。 |